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<盛岡放火殺人>兄弟間で遺産トラブルか

 岩手県盛岡市西松園の住宅が全焼し、この家に住む無職吉田光男さん(65)が殺害され、弟の幸男さん(60)が住宅で焼死した事件で、母親の遺産相続を巡り、光男さんが幸男さんに対して訴訟を起こしていたことが20日、分かった。岩手県警は兄弟間の金銭トラブルを把握しており、幸男さんが殺害や放火に関わった疑いが強いとみて捜査している。

 訴状などによると、提訴は2014年6月。13年5月に吉田さん兄弟の母親が亡くなった後、幸男さんが母親の口座から約3345万円の預金を無断で引き出したとして、光男さんが法定相続分の約1100万円の損害賠償を求めた。
 盛岡地裁は14年11月の判決で、光男さんの請求を全面的に認めた。幸男さんは控訴したが、仙台高裁が15年9月に棄却。最高裁は今年1月、上告を受理しない決定をした。
 県警は一連の経緯が事件に関係しているとみて慎重に捜査している。
 捜査関係者によると、光男さんが殺害されていた自宅の庭などからおのや、おののような物が複数見つかった。県警は凶器に使われた可能性があるとみて調べている。


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2016年05月21日土曜日


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