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<飯舘村>災害公営住宅が完成 7月から利用

菅野村長(左)から鍵を受け取る菅野さん夫婦

 東京電力福島第1原発事故で全村避難する福島県飯舘村が草野地区に整備を進めていた災害公営住宅(2棟8戸)が完成し、式典が20日、現地であった。村内での災害公営住宅完成は初めて。
 村は帰還困難区域を除き来年3月の避難指示解除を目指しており、早ければ今年7月1日開始目標の準備宿泊から、利用が始まる。
 旧村営住宅敷地内の公園だった場所に整備した。木造一部2階の長屋形式で、1、2階がつながった3LDKと1階のみの2LDKがある。6世帯が入居を決めている。
 事業費は約2億6800万円で、8割以上に国の交付金を充てた。村は今後、旧住宅を解体し、さらに2棟8戸を建てるほか、集会所、駐車場などを設ける。
 完成式で菅野典雄村長は「地域コミュニティー、癒やしの場として、復興の拠点となってほしい」と期待。入居予定者に鍵が引き渡された。
 福島市内の仮設住宅に避難しているアルバイト菅野利子さん(74)は夫婦で入る予定で「村を離れるのはつらかったのでありがたい。近所の人たちと仲良く暮らしたい」と喜んだ。


2016年05月21日土曜日


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