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<浪江町訴訟>国と東電、請求棄却求める

 東京電力福島第1原発事故で帰還困難区域となった福島県浪江町津島地区の住民が、国と東電に慰謝料増額と除染による原状回復を求めた訴訟の第1回口頭弁論が20日、福島地裁郡山支部であり、国と東電は請求の棄却を求めた。
 意見陳述した原告団長の今野秀則さん(68)は「国は山林除染をしないと言うが、津島では日常的に立ち入る生活圏そのもの。『地域に戻るな』と言っているも同然だ」などと訴えた。原告側は早期の現地検証実施も求めた。
 原告代理人によると、国と東電側は「実際に生じた津波は予見できなかった」「(除染)方法が特定されていない」などと反論した。
 住民40世帯136人が同日、新たに提訴。原告は第1〜3次提訴合わせて109世帯377人となった。
 訴えによると、原発事故で古里を奪われ精神的苦痛を受けたとして、原告側は月額慰謝料を現行の10万円から35万円への増額などを求めている。


2016年05月21日土曜日


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