宮城のニュース

<ベガルタ>奥埜、冷静に決勝点

湘南―仙台 後半31分、仙台・奥埜(右)が先制ゴールを決める(山本武志撮影)

 「先発組を脅かしたかった。結果を残せて良かった」。昨季仙台の年間MVPに輝いた奥埜は、この日を含め直近のリーグ戦3試合は全て途中出場。胸に秘めた悔しさが、敵地でも負けられない一戦に勝利をもたらした。
 後半31分。J1通算出場200試合目の梁勇基が、ゴール前に左から鋭いクロスを送った。ボールは野沢、大岩を通り抜けて、最も遠い奥埜へ。「最初はニアを狙ったが、ファーが空いていた」。落ち着いてGKの位置を確認し、利き足とは逆の左でゴールネットを揺らした。
 「相手が前に圧力をかけていたので、その背後を狙った」と振り返る。決勝点は、自陣の深い位置を起点にしたカウンターから生まれた。ベンチからの冷静な観察が実を結んだ。
 アシストした梁勇基は「長い距離を走り、3人がゴール前にいたことが大きい。自分たちのやろうとしていることができている」と胸を張る。試合開始直後から湘南を攻め立てた。ここ最近は主導権を握る試合が多く、未勝利に終わった4月とは別チームのようだ。
 渡辺監督は「アウェーでしっかり勝ち点3を取れた。この勝利を今後につなげたい」と力強い。上位進出に向けた足場は整ってきた。(狭間優作)


2016年05月22日日曜日


先頭に戻る