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<仙六野球>福祉大2季連続V

福祉大−仙台大 仙台大打線を完封した城間(左から3人目)のもとに駆け寄り、優勝を喜ぶ福祉大ナイン

 最終節第1日は21日、仙台市の東北福祉大球場で福祉大−仙台大、東北工大−宮城教育大の各1回戦が行われ、勝ち点4で首位の福祉大が勝ち点3で3位の仙台大に1−0で先勝し、2季連続67度目の優勝を決めた。
 福祉大は仙台大に2連敗しても、仙台大と、既に全日程を終えて勝ち点4の勝率差で2位の東北学院大を勝率で上回る。連覇は5季ぶりで、全日本大学選手権(6月6〜12日、東京・神宮球場ほか)の出場権を3年ぶりに獲得した。
 福祉大は1死満塁から始まるタイブレークの延長十一回、中野の中前打で決勝の1点を奪った。主戦城間は7安打完封と仙台大打線を寄せ付けなかった。宮教大は二回の渡辺のソロ本塁打などで、工大に6−1で先勝。佐藤は5安打1失点の完投で今季初勝利を挙げた。
 最終節第2日の22日は、同球場で宮教大−工大、仙台大−福祉大の各2回戦がある。

◎城間11回完封

 福祉大−仙台大1回戦(福祉大1勝)
福祉大000000000
仙台大000000000
   01=1
   00=0(タイブレーク十一回)
(勝)城間6試合5勝
(敗)岩佐5試合3勝2敗

 【評】福祉大が投手戦を制した。城間は変化球で要所を締めて7安打完封。打線はタイブレーク延長十一回に中野の中前打で決勝点を奪った。仙台大は岩佐が自責点0で完投したが、打線が再三の好機を逃し、援護できなかった。

<エース冷静要所締める>
 エースは動じない。福祉大の城間が再三のピンチを切り抜け、十、十一回の1死満塁から始まるタイブレークを含む11回を完封。優勝を懸けた大一番で、普段通り打たせて取る投球を貫いた。
 強打の仙台大に被安打7。三〜八回はいずれも走者を背負ったが、「要所で力を入れて投げた」と冷静だった。ヤマ場は中心打者の松本との対決。六回無死二塁の場面では内角の直球で見逃し三振。八回1死二塁ではフォークボールで二ゴロに打ち取った。
 「逃げずに勝負したかった。良い感じでいけた」。タイブレークも無得点に抑え、「あいつは負けない投手」と言う女房役・長坂の信頼に応えた。攻撃の不振に頭を痛める大塚監督も「きょうは城間に尽きる」と安堵の表情を浮かべた。
 1年生からマウンドに立ち、昨秋は抑えで終盤の緊迫した場面を経験。冬場はこれまでの投げ込み中心からランニング主体の調整に切り替え、最終節にピークを合わせた。最上級生としての自信を胸に、岩佐との投手戦では「『(3年生とは)経験が違う』と(自己)暗示をかけた」。
 チームを3年ぶりの全日本大学選手権の舞台に導いた。「気持ちに余裕を持って臨みたい」と自然体で白星を目指す。城間に救われた打線が次は支える番だ。
(原口靖志)

 福祉大・中野(タイブレーク延長十一回に先頭で決勝打)「打ったのはチェンジアップ気味の変化球だと思う。内角の直球にヤマを張っていたが、前のめりにならず体がうまく反応してくれた。無得点が続く嫌な流れを、自分で変えたい思いだった」

<仙台大の岩佐、1球に泣く>
 互いに無得点で迎えたタイブレークの延長十一回、仙台大の岩佐がついに1点を許した。先頭の中野を2ボール2ストライクと追い込んだ後、見送ればボールになる低めのフォークボールをうまくすくわれ、中前にはじき返された。「失投ではない。相手がうまかった」と悔しがった。
 逆転優勝するには2連勝しかなく、後がない一戦。「みんな強い気持ちで臨んだ。自分も今季で最も調子が良かった」。切れのある内外角への直球にスライダーと緩いカーブを効果的に織り交ぜ、3番楠本と4番井沢は無安打に抑えた。
 力投は報われなかったが、「何回でも投げるつもりだった。今後はどの試合でもエースらしい投球をする」と決意を口にした。

◎宮教大が快勝

 工大−宮教大1回戦(宮教大1勝)
工 大000001000=1
宮教大11002101×=6
(勝)佐藤6試合1勝2敗
(敗)菊地和6試合1勝5敗
(本)渡辺1号(1)(菊地和)

 【評】宮教大が渡辺のソロ本塁打など11安打を放って着実に得点を重ね、快勝した。佐藤は工大打線を5安打1得点に抑え、完投。工大投手陣は7三振を奪いながら6四死球と制球が安定しなかった。


2016年05月22日日曜日


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