山形のニュース

耕作放棄のブドウ畑再生 大人の課外授業

耕作放棄の畑にブドウの苗木を1本ずつ植える参加者たち

 山形県高畠町で、耕作放棄地のブドウ畑を再生させる取り組みが始まった。同町の旧時沢小を拠点に大人がビジネスなどを学ぶ「熱中小学校」が、課外授業として実施。自家製ワインの醸造や販路開拓を夢見て、参加者はワイン用ブドウの苗木植栽を手始めに、楽しみながら研さんを積む。
 舞台は、旧時沢小前にある耕作放棄のブドウ畑約2ヘクタール。参加者約50人が先日、事前に整地された畑に、丈50センチ前後のカベルネ・ソーヴィニヨンの苗木300本を丁寧に植えた。
 技術指導に当たる「高畠ワイン」(同町)の村上健社長は、「成木になるまで10年はかかる。飽きずに、たまにはワインを飲みながら収穫を楽しみにしましょう」と冗談交じりに参加者に語り掛けた。
 赤ワインに仕立てて飲むには最低5年はかかるため、その間、栽培と同時にワインに関する勉強会やマーケティング調査などを行い、ビジネスチャンスの可能性を探っていく。
 昨年10月の開校時から参加している登米市の公務員石崎雄さん(37)は「学びながら育てていくのが面白い。ブドウ畑がどういう姿で再生していくのか楽しみ」と話していた。


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2016年05月23日月曜日


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