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<議長政活費疑惑>自民会派総会で陳謝

 宮城県議会議長の安部孝自民党県議(60)=宮城選挙区=による政務活動費(政活費)の不正支出問題で、安部氏は23日、所属する自民党・県民会議の会派総会に出席し、不正を指摘された857万円の返還を報告したが、議長辞任の時期は明言を避けた。会派の議員からは批判の声が噴出した。

 安部氏は仙台市民オンブズマンから2度の住民監査請求などで不正を指摘された計1041万円のうち20日に会派を通じて857万円を返還したと報告。「6月議会開会日までに出処進退を明らかにする。心配を掛けて申し訳ない」と述べた。
 総会後、報道関係者の取材に対し、安部氏は「6月議会までに明らかにする」と従来の説明を繰り返し、辞任時期については「総合的に勘案しながら対応する」と話した。
 県民会議の議員は、安部氏の煮え切らない態度にいら立ちを隠さなかった。「あの説明で納得できる議員は誰もいない」と中堅議員。ベテラン議員は「先延ばしするほど、県民の不信感は高まるだけだ」と語気を強めた。辞任について、中島源陽会長は「議長自ら決めること。時期は全く分からない」と話した。
 安部氏の問題を巡り、民進党系のみやぎ県民の声など野党4会派は、所属全議員(22人)による意見交換会を6月1日に開くことを決めた。安部氏辞任後の議長選対応などを話し合う。
 県民の声の藤原範典会長は「自民会派がどれだけ責任を感じているか疑問だ。議会の信頼回復に向け、会派の枠を超えて意見を集約したい」と強調した。
 県議会では議会改革推進会議も開かれ、11月の中間報告までは政活費運用の「手引き」など、使途の在り方に絞って議論を重ねる方針を確認した。


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2016年05月24日火曜日


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