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<E番ノート>梨田vs佐藤 僚友との因縁

東北楽天―オリックス 6回東北楽天2死二塁、審判の判定に抗議する梨田監督=こまちスタジアム

 17日の秋田でのオリックス戦。東北楽天は六回1死二塁、内野ゴロの打者走者が一塁で際どくアウトと判定された。梨田監督は一塁の佐藤塁審に5分以上抗議し、退場になった。「一塁手がベースから離れた。セーフ」「いや、アウトです」と言い争った2人は実は選手時代の仲間だった。
 東北楽天の前身ともいえる近鉄が最終戦まで優勝を争った伝説の死闘、1988年10月19日のロッテとのダブルヘッダー第1試合。同点の九回2死二塁、引退を決めていた梨田が代打で決勝の適時中前打を放ち、第2試合に優勝の望みをつないだ。佐藤は直前の1死二塁、二走に代走で出たが、右前打で三塁を大きく回って挟殺されていた。アウトにならず梨田の一打で生還していたら、一緒に球史の名場面を彩ったはずだった。
 28年前を思い、梨田監督は「三塁コーチがゴーサインを急に止めた。佐藤が気の毒だった」。今回も「長い抗議で佐藤に悪いことをした」。佐藤塁審の故郷は秋田。その地でまたもアウトを巡り嫌な役回りとなった元僚友を思いやった。(金野正之)


2016年05月24日火曜日


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