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<E番アナの応援席>代打枡田 力抜いて結果

打撃好調を維持する東北楽天の枡田=4月20日オリックス4回戦、コボスタ宮城
菅生翔平アナウンサー

 エース則本昂大投手が自己ワースト10失点。嶋基宏捕手も負傷し、左手骨折と分かりました。東北楽天は18日の盛岡で不安が噴き出すような展開で4連敗。続く札幌での日本ハム戦にも白星を挙げられず、ついに6連敗となりました。
 流れの悪い試合が続いていますが、今回は一打でゲームの流れを変え得る選手に注目したいと思います。代打の切り札となりつつある枡田慎太郎外野手です。
 代打での成績は10打数5安打3打点、打率は5割、出塁率は6割4分3厘。1打席のみのチャンスで、ここまでの成績を残すのは、並大抵のことではありません。
 その勝負強さはどこからきているのでしょうか? 枡田選手は「一つのことしか考えられなくなってしまうタイプなので、ネクストバッターサークルでは周りを見るようにしています。対戦に集中するのは打席に入って、構えた時からです」と話しています。
 最初からピッチャーと相対してしまうと、打席に入ってから力みが生まれてしまう。「力んでいいことはないので」と自分の特徴を把握した上で、無駄な力を抜くような準備をしているようです。
 では、それまでは何をしているのでしょう。先発メンバーではないときは「だいたい六回くらいから準備しますね」とのこと。
 17日の秋田でのオリックス戦。試合中、準備をしている枡田選手を見る機会がありました。
 バットを持って、ベンチ裏の休憩所スペースに現れ、ゆっくりバットを振ります。いすに座り、バットを握り、気を落ち着かせる。
 これから戦場に行く、勝負師のような雰囲気をまとっていて、非常に絵になるシーンでした。
 やはり、ここでの準備も「体の力を抜くこと」に重点を置いているのだと思います。一回勝負の打席で結果を出すため、いかにリラックスして打席に入るか、なのですね。
 そして、大事なことがもう一つ。結果を欲しがると、当然力が入ります。「代打のチャンスは一打席だから打てないときも当然ある」。ある程度の開き直りもあるようです。
 それぐらいの心構えがなければ、一度きりのしびれる大一番で結果を出すのは難しいのかもしれません。(東北放送アナウンサー)


2016年05月24日火曜日


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