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<いわき遺体>遺体は不明の茨城出身男性

男性の遺体が発見された現場を確認する捜査関係者=17日午後、いわき市久之浜町
田中秀和さん(中日新聞社提供)

 福島県いわき市久之浜町の建設会社で起きた死体遺棄事件で、いわき中央署捜査本部は23日、会社敷地内で発見され、昨年9月に埋められたとみられる遺体が、行方不明だった茨城県出身の職業不詳田中秀和さん=当時(46)=と断定した。

 捜査本部は当初、田中さんが現場の武蔵建設の従業員とみていたが、その後の捜査で雇用関係がないと判明。田中さんは行方不明となる半年以上前から、いわき市川前町の武蔵建設の宿舎に住み、同社に出入りしていた。逮捕された社長の日向寺(ひゅうがじ)大蔵容疑者(35)ら市内の男6人全員と面識があった。
 捜査本部は、男らが会社敷地内で田中さんに集団暴行し、遺体を埋めたとみて捜査している。捜査関係者によると、田中さんは日向寺容疑者らと金銭や自身の待遇などを巡ってトラブルがあったという。強い態度を取ることもあったとみられ、捜査本部は田中さんが武蔵建設と関わるようになった経緯や社内での役割などを調べ、動機の解明を進める。
 宿舎近くの住民や関係者によると、田中さんはシェパードを飼い、「救助犬」などと称して厳しくしつけていた。警備員のような制服姿で、車の屋根に青いランプを付けていた。宿舎からは怒鳴り声や犬の鳴き声が聞こえたという。東日本大震災後には、宮城県の津波被災地に犬を連れて訪れていたという。


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2016年05月24日火曜日


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