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震災の風化を防ごう 鎮魂の「大漁桜」植樹 

岩手から贈られた桜の苗木を植えるオーナーら

 東日本大震災の風化を防ごうと、岩手から贈られた桜の苗木を植樹するイベントが22日、秋田市新屋船場町の勝平三角沼公園で行われた。市民団体「勝平三角沼の会」の主催。参加者は、黙とうをささげて震災犠牲者の冥福を祈った。
 植樹したのは、花の色が魚のタイを思わせるという「大漁桜」の苗木26本。苗木のオーナーら40人が、会員の樹木医の指導を受けながら植えていった。
 苗木は、一関市の住職で一般社団法人「てあわせ」理事長の後藤泰彦(たいげん)さん(56)が無償提供した。後藤さんは震災後、出身の石巻などで桜の植樹や苗木の提供を続けている。
 作業の途中、全員で黙とうした。後藤さんは「この地に根付いて、鎮魂と希望の花が咲くことを願いましょう」と呼び掛けた。
 苗木のオーナーは約20の個人と団体で、会がネームプレート代などを含めて1本1万2000円で募っていた。会の横山邦夫会長は「桜を通して、被災地とつながっていく」と話した。


2016年05月24日火曜日


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