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2村誌まとめ資料集 戦前の地域事情記す

千貫村誌などを収録した資料集

 岩沼市は、内陸部にあった旧千貫村と沿岸部の旧玉浦村の村誌と郷土誌を1冊の資料集としてまとめ、発行した。いずれも戦前の歴史資料で、当時の地域事情が記されている。発行は市史編さん事業の一環。記録内容が膨大なため、市史とは別に初の資料集として収録した。
 資料集はB5判、100ページで、500部作成。「千貫村誌」「玉浦村誌」「千貫村郷土誌」の順に掲載している。
 このうち千貫村誌は2008年、旧千貫村の尋常小学校教員の子孫方から発見された。人口や地勢、風習や年中行事などさまざまな情報が記され、教員が1918年ごろに手書きで児童向けにまとめたとみられる。県内で大正期に郷土誌が編さんされたのは極めて珍しいという。
 玉浦村誌は33年にまとめられ、千貫村郷土誌は千貫村誌の内容を踏まえて35年ごろ新たに作られた。
 旧千貫村と旧玉浦村は55年、旧岩沼町と合併。その後、現在の市に移行した。市教委市史編さん室の伊藤大介専門員は「貴重な資料を読みやすい形にまとめた。ぜひ手に取って、郷土の歴史に思いをはせてほしい」と話す。
 1部500円で、市役所や市民図書館、各公民館などで購入できる。連絡先は市教委市史編さん室0223(25)1170。


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2016年05月26日木曜日


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