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よろず支援拠点 中小サポート体制拡充

4月に開設した「サテライトオフィス上杉」=仙台市青葉区上杉1丁目

 中小企業の経営相談に応じる宮城県よろず支援拠点(仙台市青葉区)が本年度、体制を強化して業務を拡充している。相談件数の増加に対応するため、4月にサテライトオフィスを開設し、スタッフも増員。弁護士らによる専門的な相談対応や県内各地での出張相談会も始める予定で、地元企業の経営課題解決を広く後押しする。

 県よろず支援拠点は経済産業省が全都道府県に設置した拠点の一つだ。2014年7月、県商工会連合会内で業務を開始し、無料の支援機関として徐々に浸透。15年度の相談者数は延べ1548件で、初年度(14年7月〜15年3月)の756件から大幅に増え、増員の必要があった。
 サテライトオフィスは本部近くの仙台市青葉区上杉1丁目に開設した。応対するコーディネーターは7人から11人に増員。中小企業診断士らのほかに、弁護士と特定社会保険労務士各1人が初めて加わった。より専門的な課題に対応する法務・労務相談会を6月に始める。
 相談の間口を広げようと、平日の日中に加え、サテライトオフィスでは水曜夜と土曜の相談会も始めた。6月からは石巻市や栗原市など県内5カ所に月1回ずつ出向き、地元企業の相談を受け付ける。
 東日本大震災で被災した企業の課題は時間の経過とともに変化し、金融機関への返済期限などに悩むケースが増えているという。
 田中宏司チーフコーディネーターは「経営改善の相談が増えると見込んでスタッフを構成した。より多くの事業者に満足してもらえる支援を心掛けたい」と話した。
 相談会などの連絡先は022(225)8751。


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2016年05月26日木曜日


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