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土佐犬どこへ 盗難?逃走?…住民は警戒態勢

男性が飼う別の土佐犬は体重が約60キロでも迫力がある=青森県六ケ所村

 青森県六ケ所村尾駮で、闘犬用の土佐犬が22日から行方不明になっている。警察や役場職員らが捜索しているが、3日たった25日も見つかっていない。飼い主の無職の男性(72)が「連れ去られたかもしれない」と気をもむ一方、村は逃げ出した可能性を想定し、小中学校に注意を促すなど警戒態勢を取っている。
 行方が分からなくなったのは4歳の雄「高潮」。闘犬の大会に何度か出場し、相撲に例えた番付は前頭。体長約130センチ、体重約80キロと、土佐犬の中では珍しいほどの大きさだという。
 男性は9頭の土佐犬を飼っており、自宅敷地にある犬舎内の鉄格子のおりに1頭ずつ入れていた。22日夕、高潮がいないのに気付いた。おりには長さ約50センチの棒を抜き差しするかんぬきが付いているが、開いていた。
 男性は「犬が自分で開けられるわけがない。50年間土佐犬を育てているが、これまでで一番の大きさ。誘拐されたみたいなものだ」と話す。高潮は静かで人懐こい性格。体が大きいため走るのは苦手だという。
 男性によると、闘犬用の土佐犬は愛好家の間で嫌がらせをしたり、盗んだりすることがあるといい、繁殖用に連れ去られた疑いも拭えない。男性は過去に2度、子犬を盗まれたという。
 付近では連日、野辺地署や村役場、県動物愛護センターなどが捜索しているが目撃情報はなく、同署は盗まれた可能性もあるとみる。村は防災無線で注意を呼び掛け、小中学校では保護者が送り迎えを続けている。
 孫を迎えに来た横浜町の主婦(67)は「大きい犬なので何かあったらと思うと怖い。早く見つかってほしい」と心配そうに話した。


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2016年05月26日木曜日


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