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<春季高校野球>宮城県大会きょう決勝

仙台育英−東陵 仙台育英打線を2点に抑え完投した東陵の八鍬
東北−柴田 6回裏東北2死満塁、勝ち越しの左越え3点二塁打を放ち二塁上でガッツポーズする植木

 第6日は26日、石巻市民球場で準決勝2試合があり、東陵と東北が決勝に進み、東北大会への出場を決めた。東陵は4年ぶり8度目、東北は2年ぶり27度目の東北大会出場。
 東陵は4回までに3点を奪い、仙台育英の反撃を2点に抑えて3−2で逃げ切った。東北は六回に打者11人の攻撃で5点を挙げ、柴田に6−4で逆転勝ちした。
 最終日の27日は、石巻市民球場で東北大会出場を懸けた3位決定戦と決勝が行われる。東北大会は6月9〜13日、盛岡市の岩手県営野球場などで行われる。

 ▽準決勝
東陵 3−2 仙台育英
東北 6−4 柴田

◎東陵逃げ切る 八鍬2失点完投

 ▽準決勝

東  陵
   101100000−3
   000000200−2
仙台育英

 【評】東陵が逃げ切った。一回2死一、二塁から伊藤の中前打で1点を先制。三回は伊藤の右翼線二塁打で2点目を挙げ、四回も1点を加えた。主戦八鍬は終盤の反撃をしのぎ、5安打2失点で完投。仙台育英は投手陣が8四死球と乱れた。

 <28年ぶりの勝利に歓喜>
 東陵の八鍬が最後の打者を打ち取ると、ナインは「やった」とガッツポーズで歓喜した。仙台育英からの白星は、甲子園に初出場した1988年夏の宮城大会以来。投球を低めに集めて強力打線を2点に抑え、快挙を達成した主戦は「リベンジでき、すごくうれしい」と笑顔を見せた。
 仙台育英には昨秋の県大会準決勝で0−12の大敗。2番手で登板した八鍬も7失点と打ち込まれた。雪辱を期し、冬場に多いときで1日15キロの走り込みを重ね、投球に安定感が増した。
 「自信になったが、満足しない。甲子園に行かなければ意味がないので」と引き締める。春は4年ぶりの東北大会で強豪と対戦し、夏へさらに投球を磨く。

 <仙台育英、投打に精彩欠く>
 仙台育英が投打に精彩を欠いて敗れた。五回まで東陵の八鍬に無走者と完璧に抑え込まれ、瀬戸主将は「スイッチが入るのが遅かった」と悔やんだ。
 先発中島が制球に苦しみ一回に1点を先制され、三、四回にも1点ずつを失い降板。右腕は「体がうまく動かなかった」と言う。打線は六回に初安打。七回に4番福山の2点本塁打で1点差とし、九回も敵失と連打で2死満塁と攻めながら、あと一本が出なかった。
 「相手投手に手玉に取られた」と佐々木監督は振り返る。瀬戸主将は東北大会出場を懸けた3位決定戦に向け「序盤から攻めていきたい」と気持ちを切り替えた。

◎東北中盤逆転 6回に一挙5点

 ▽準決勝

柴 田011001001−4
東 北01000500×−6

 【評】東北が六回に5点を挙げて逆転勝ちした。1−3で迎えたこの回、相手投手の制球難につけ込み同点とし、さらに植木が左越え3点二塁打を放った。柴田は序盤まで優位に進めたが、中盤に投手陣が崩れた。

<決勝打の植木「優勝目指す」>
 東北は中盤の大量点で試合をひっくり返し、決勝進出を決めた。六回に決勝の3点二塁打を放った植木は「打った瞬間(スタンドに)入るか(外野を)抜けるかどちらかだと思った」と胸を張った。
 3−3と追い付き、2死満塁の場面で打席に入ると、内寄りの直球を捉えて左越えに運んだ。我妻監督は「よく打ってくれた」と勝負強い4番打者の打撃をたたえた。
 チームは準々決勝の仙台商戦に続く逆転勝ちを収めたが、五回までは散発4安打で1得点。植木は「きょうは(全体的に)内容が悪かった」と反省を忘れず、「明日は優勝を目指す」と意気込んだ。

 <主戦岩佐、突然の乱調>
 柴田の2年生主戦岩佐が六回、突然崩れた。3−1と差を広げた直後、先頭打者から計4四死球2安打と暴投などで2点を失って追い付かれ、1死満塁の場面で降板。救援の保志が逆転を許した。
 岩佐は五回まで持ち味の打たせて取る投球で東北打線を1点に抑えていた。「強豪と当たっても練習してきたことを出し、ひるまずに気持ちで投げたい」と話していたが、平塚監督は「あんなに崩れたのは初めて。それだけ重圧が掛かったのだろう」と話す。
 3位決定戦は仙台育英と対戦する。東北大会の出場を懸けた一戦で、本来の投球を取り戻せるか。


2016年05月27日金曜日


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