青森のニュース

<日本海中部地震33年>高台へ急げ津波へ備え

高台に避難する参加者

 日本海中部地震から33年となる26日、津波で3人が犠牲になった青森県深浦町では、恒例の防災訓練が全域で行われ、町民ら約3000人が参加した。
 33年前と同じ午前11時59分に日本海中部で震度6弱以上の地震が発生し、海岸線に4メートル以上の津波が押し寄せるとの想定。発生5分後に防災行政無線や緊急速報メールで、高台へ避難するよう町民に呼び掛け、役場職員らも近くの高台に駆け上がった。
 避難所では、中学生が炊き出しの配膳などの運営ボランティアを体験。熊本地震を受けて土砂災害や家屋倒壊も想定し、陸上自衛隊が住民の救出訓練に当たった。
 町が1月末に作成した新しいハザードマップに基づく初めての訓練。吉田満町長は「高台への移動に時間がかかった。高齢者も含め、5分以内に避難できるよう改善したい」と語った。
 参加した無職上田静江さん(71)は「地震や津波への意識は年々薄れているが、災害が発生する可能性は常にある」と防災への思いを新たにした。
 青森県庁でも同日、防災訓練を実施。災害対策本部の開設や市町村からの迅速な情報収集の手順確認、県庁ヘリポートへの離着陸を行った。
 日本海中部地震で、青森県内では、津波によって釣り客や漁業関係者ら17人が犠牲になった。


関連ページ: 青森 社会

2016年05月27日金曜日


先頭に戻る