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<楽天>銀次逆転打 悪夢払う

6回東北楽天2死一、二塁、銀次が中前に逆転の2点二塁打を放つ(伊深剛撮影)

 東北楽天が9連敗の長いトンネルからようやく抜け出した。半月ぶりに戻ってきた本拠地で、銀次の執念の一打が悪夢を振り払った。
 中田のソロで1−2と逆転され、暗雲が漂い始めた六回。2死一、二塁で銀次が2ボールからファウルで4球粘った末、低めに落ちる変化球をバットの先で外野に運んだ。「下半身で耐え、右手でうまく球を拾えた」。これが左中間にぽとりと落ちる走者一掃の二塁打に。梨田監督は「本塁打で点を取られる悪い流れの中でよく打ってくれた」とたたえた。
 連敗中、銀次は「気持ちが折れないようにできるだけ冷静に努めていた」と振り返る。主将嶋が左手骨折で戦線を離脱する事態も重なったが、「主将がいなくなり痛かった。でも藤田さんや岡島と共に(士気を)高め合ってきた」と選手会長の重責とも戦っていた。
 本拠地に詰めかけたファンの声援も勝利を後押しした。この日はコボスタ宮城で球団史上最多2万6786人の観客を記録。「声援が大きくて勝利の喜びが倍増した。でも一つ勝って喜んでいるわけにはいかない」。梨田監督は勝利の余韻に浸る間もなく、次戦に向けて気を引き締めた。
(佐々木智也)


2016年05月28日土曜日


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