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<高配当疑惑>事務局長の男性自殺

共済リンクルの事務局が入居する東京都江東区のビル

 高配当をうたい多額の出資を募っていた共済団体「しあわせ共済リンクル」(東京)と連絡が取れなくなっている問題で、資金管理を担当していた事務局長の男性(60)が今月6日までに自殺していたことが27日、分かった。妻は「夫は多額の負債を抱えていた」と話しており、資金繰りが行き詰まっていた可能性がある。

 警視庁本所署や関係者によると、事務局長の妻が6日未明、夫が暮らす墨田区のマンションを警察官と訪れ、浴室で死亡している夫を発見した。浴室は目張りされ、練炭がたかれていた。目立った外傷はなく、警察は自殺と判断した。
 事務局長はこのマンションで韓国人女性と同居。マンションの室内からは「申し訳なかった」と女性に宛てたとみられるメモが見つかった。共済リンクルの関連資料はなかったという。
 妻は警察の調べに、「夫は多額の負債を抱えていた。負債額は分からない」などと話しているという。多額の負債と出資金の関係は不明だが、高配当をうたった「共済預金」が行き詰まり、自殺を図った可能性もあるとみられている。
 共済リンクル事務局が入居する江東区のビルの管理会社によると、事務局長の遺体が見つかった6日以降、出資者とみられる人々が事務局に押し掛けている。管理会社も共済リンクルと連絡がつかないという。事務局とされたビルの住所に法人登記はなく、業務実態は依然不透明なままだ。
 共済リンクルを巡っては、宮城、福島両県の被害者だけで少なくとも16億7000万円が回収不能になっている。


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2016年05月28日土曜日


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