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岩沼復興の5年一冊に 熊本にも寄贈

岩沼市の震災後を写真をメインに振り返った記録誌

 宮城県内の沿岸市町で最も早くプレハブ仮設住宅が解消した岩沼市の市社会福祉協議会が、東日本大震災の発生から5年間の歩みをまとめた記録誌を作った。災害ボランティアセンターや復興支援センターとしての活動を、写真を中心に紹介している。
 記録誌はA4判、69ページで500部作成。表紙には世界中から集まったボランティアの集合写真をあしらった。震災発生後の動きを時系列でまとめるなどした以外は、写真に添え書きを付ける程度にし、文章を極力減らして飽きさせない工夫を凝らした。
 災害ボランティアセンターの項目では、駆け付けたボランティアが応援メッセージを手にしたポーズ写真を多数掲載。ボランティア中の様子も収めた。
 ボランティアセンターの閉所後、被災者の生活支援を目的に設置した復興支援センターの項目では、プレハブ仮設住宅での慰問コンサートやイベントなどの写真を載せた。みなし仮設住宅入居者への支援、集団移転先の玉浦西地区へのサポートについても触れた。
 プレハブ仮設住宅の解消などで復興支援センターも役割を終え、3月末に閉所した。新妻一典元センター長は「5年間、本当にいろいろなことがあり、一言で語るのは難しい。そうした思いが詰まった冊子だ」と話した。
 記録誌は近隣市町の社協などに配るほか、熊本地震で被害を受けた熊本県益城(ましき)町の社協にも今後の参考にしてもらおうと贈った。岩沼市社協で閲覧できる。


2016年05月30日月曜日


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