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<復興祈念公園>専門家が市民に概要説明

 宮城県石巻市で計画が進む石巻南浜津波復興祈念公園の市民説明会が29日、同市石巻中央公民館であり、デザインの基本設計に携わった専門家は「世界中の人を迎える役割も考えて計画を進めたい」と訴えた。
 公園を整備する国土交通省東北地方整備局と県、石巻市の主催。公園の空間デザイン検討委員会の委員長を務めた早大創造理工学部の佐々木葉教授(景観デザイン)が市民約100人を前に概要を説明した。
 佐々木氏はもともと湿地だった土地の履歴や生活の痕跡を残しつつ追悼や伝承を図るコンセプトを紹介。「市民だけでなく日本中の人、世界中の人を迎える役割も頭の片隅に入れなければいけない」と話した。
 パネル討論会では、デザインの専門家や亀山紘市長ら8人のパネリストから「世界に発信する点では計画をもう少し練らなければいけない」「公園を維持する上では市民が主役になって動かなくてはいけない」などの意見が出された。
 公園は約38.8ヘクタールの敷地に追悼の広場や避難用の築山、市民活動拠点、多目的広場などを配置。池や湿地、松原など土地本来の自然が残るエリアも形成する。
 計画では、本年度内に具体的な実施設計を作成して着工し、2021年3月までの完成を目指す。


2016年05月30日月曜日


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