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<マスターズ陸上>青森85歳男性 世界新!

男子200メートルの85〜89歳で力強い走りを見せ、100メートルと合わせた2種目で世界記録を出した田中さん

 中高年選手を中心に年齢別で競うマスターズ陸上選手権の宮城大会が29日、仙台市宮城野区の市陸上競技場であり、青森市の田中博男さん(85)が、男子100メートルで15秒71、200メートルで33秒10をマークし、85〜89歳の世界記録を更新した。従来の世界記録はそれぞれ、日本人男性が持っていた15秒92と33秒27。
 マスターズ陸上は5歳刻みで記録を競う。宮城大会のトラック種目出場者で田中さんは最高齢。二つのレースを振り返り、「100メートルは馬車馬のように駆け抜けた。200メートルの残り30メートルは、ばてて地獄のようだったので、記録が出て驚いた」と笑顔で話した。
 元小学校教諭の田中さんは、定年後に健康維持のため陸上を始めた。60歳で初めて出場した大会の100メートルの記録は15秒6で、現在とほぼ同じ。タイムを維持しながら年齢を重ねるごとに成績を伸ばし、70歳で初出場した世界マスターズの400メートルで優勝。これまで日本記録を出したことはあるが、世界記録樹立は初めて。
 青森市内の屋内運動場で週5日、仲間とウオーキングや筋トレに励み、年に2、3回、東北各県の大会に足を運ぶ。「記録達成は妻や仲間の支えがあってこそ。人とのつながりを大切に、90歳までは走り続けたい」と意気盛んだ。


2016年05月30日月曜日


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