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<高校総体>小野(東北)800m連覇

男子800メートル決勝 ラストスパートで後続を引き離し、1分56秒42で優勝した小野(右)

 第65回県高校総合体育大会前半戦の陸上競技第3日は29日、利府町の宮城スタジアムで男女7種目の決勝が行われた。男子800メートルは小野友生(東北)が1分56秒42で2連覇し、女子400メートル障害は渡部さやか(常盤木学園)が1分1秒64で初優勝した。
 サッカーは同町の県サッカー場などで男女の2回戦を実施。男子は昨秋の県新人大会覇者の仙台城南など8強が決まった。男子の準々決勝以上と女子の3回戦以上は主会期(6月4〜6日)に行われる。
 同町のセキスイハイムスーパーアリーナであった体操の女子個人総合は、水戸なつみ(常盤木学園)が初めて制した。

◎終盤加速 会場どよめく

 男子800メートル決勝、小野(東北)が見せた残り200メートルからのスパートが、この日のハイライトだった。前に出ようとするムセンビ(仙台育英)を制するように一気に加速した。
 スタンドがどよめく中、後続を引き離してフィニッシュした。600メートルを約1分30秒で走った後で、ラストの200メートルは26秒にペースアップ。渋谷監督を「爆発力と一瞬の切り替えがすごい。持ち味が出た」とうならせた。
 昨年のインターハイ800メートルで1年生ながら6位入賞した逸材だ。小野は「大会記録(1分53秒5)は破れなかったが、ラストに力を出し切ろうと思った」と手応えを語る。
 仙台市長町中3年時、全国都道府県対抗駅伝で県チームが2位入賞した時のメンバー。明成高出の村山謙太、紘太兄弟(共に旭化成)らと一緒に走り、「いつかはあのレベルになりたい」と本気で長距離を志した。
 今年は5000メートルに挑戦するつもりだったが、春先に故障して断念。それでも「800メートルでインターハイ優勝を狙う」と気持ちを切り替えた。
 渋谷監督も「将来5000メートル、1万メートルで戦う時、彼のスピードは大きな武器。それを磨くためのシーズンと思えば、けがの功名だ」と話す。160センチ、50キロ。(野仲敏勝)


2016年05月30日月曜日


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