宮城のニュース

<筒砂子ダム>国交相 着工に前向き

 石井啓一国土交通相は30日、現在は調査段階の宮城県加美町の筒砂子(つつさご)ダムについて、建設段階への移行に前向きな姿勢を示した。村井嘉浩知事らの要望に応えた。
 国交省を訪れた鳴瀬川総合開発促進期成同盟会会長の伊藤康志大崎市長が「筒砂子ダムが完成していれば昨年9月の(関東・東北豪雨による大崎市内の)水害は起きなかった」と指摘。村井知事は「調査予算から建設予算に進むことが地元の希望」と訴えた。
 石井氏は「筒砂子ダムは建設段階に移行できるよう努力したい」と述べた。
 要望後、村井知事は「建設予算が付くということであり、事業が大きく踏み出す。大臣の大きな決断は非常にうれしい」と語った。
 伊藤市長は「筒砂子ダムがあれば洪水を防げたことを理解して頂いた。治水に加え、農業用水の利水、水力発電など多目的な機能をアップしたい」と話した。
 筒砂子ダムは、県が1984年、鳴瀬川の治水などを目的に調査に着手したが、本格的な建設工事には至らなかった。一方、国も1992年、近隣の鳴瀬川支流の田川に田川ダムの建設に向けた調査を開始した。
 2010年には国のダム事業見直しの対象となり、13年に田川ダムの建設中止が決定。筒砂子ダムは事業主体が県から国に移り、地質調査などの調査事業が継続されたが、着工年は未定となっている。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2016年05月31日火曜日


先頭に戻る