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<消費税増税>再延期 野党「ご都合主義」

 消費税増税を2019年10月に再延期する安倍晋三首相の方針に対し、東北の自民党国会議員はおおむね、首相の決断を尊重する意向を示した。野党は再延期判断を「アベノミクスの失敗」と位置付け、攻勢を掛ける構えだ。
 「アベノミクスの恩恵はまだ地方に及んでいない。いい判断をした」。自民党の秋葉賢也衆院議員(宮城2区)は安堵(あんど)の表情を浮かべる。社会保障財源の確保など課題は多いが「増税で景気が失速し、全体として税収減となっては意味がない」と述べた。
 西村明宏衆院議員(宮城3区)は「首相はアベノミクスでもたらされた景気回復を腰折れさせてはならないと考えた。被災地のなりわい再生にとっても景気回復は重要」と首相の心中を推し量った。
 根本匠衆院議員(福島2区)は「消費税は安定的な社会保障のために必要な財源だ」と強調。再延期発表に向けて「国際経済の影響などをどう考慮するかがポイントとなる」と慎重に話した。
 再延期の提案をしてきた日本のこころを大切にする党の中野正志幹事長(参院比例)は「決断してもらえて喜ばしい」と歓迎した。
 野党は参院選に向けて対決姿勢を強める。民進党の安住淳国会対策委員長(宮城5区)は、首相が主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で示した経済認識に触れ、「ご都合主義の経済分析資料を出して(増税延期の)アリバイを作り、政治利用した。消費税を上げる経済状況をつくり出せなかったのは大きな政治責任だ」と批判した。


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2016年05月31日火曜日


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