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<楽天>打撃上向き茂木 交流戦心待ち

27日の日本ハム戦 8回東北楽天1死、右越えに三塁打を放ち三塁へ滑り込む茂木=コボスタ宮城

 東北楽天の茂木栄五郎内野手が31日から始まる交流戦を前に、打撃の調子を上げている。3、5番の中軸を任された直近の日本ハム3連戦で、11打数5安打で打率4割5分5厘と存在感を発揮。公式戦では初対戦となるセ・リーグの投手相手に「球質やパ・リーグとの配球の違いを肌で感じたい」と胸を躍らせる。
 チームの9連敗脱出が懸かった27日の日本ハム戦では四回に先制打でチームを勢いづけ、敗れたが29日の同戦はリーグを代表する好投手の大谷翔平(岩手・花巻東高出)から安打を放つなど実力を示した。
 自分の納得する形でバットが振れるかを常に追求する。27日の試合の六回に左翼へ本塁打性の大飛球を放ったが、切れてファウルになった。「今までにない逆方向への当たりだった。あれを本塁打に仕留められるようにしないと」。29日は大谷から四回に打った中堅への飛球がフェンスに届かず、「腕の押し込みが足りなかった」と悔しがる。
 新人として開幕から全48試合ほとんどで遊撃手として先発出場を続ける。プロ入り後本格的に取り組んだ遊撃の守備は、打球に対する出足の鋭さと安定した送球で定位置をもぎ取った。
 打率2割8分1厘、20打点は共にチーム2位。交流戦の初戦で当たる阪神のドラフト1位新人で、早大時代に東京六大学リーグで対戦した高山俊(明大出)の打率2割7分1厘、20打点(出場51試合)に引けを取らない。
 結果を出さないと生き残れないプロの世界。開幕から1カ月が過ぎたころには疲れも見え始め、打撃の調子を落とした。「大学のころは調子が悪くても安打が出たけれど、プロではそうはいかない。バットを振る量を増やし、納得するまで練習するようにした」
 さらに、5月に入ってからはそれまで使っていたバットの重さを見直した。「疲れで思うように振れなくなった」と約20グラム軽いものに変えた。「バットがスムーズに出るようになった」と言い、復調のきっかけになったようだ。
 交流戦では高山やDeNAの今永昇太(駒大出)ら大学野球でしのぎを削った選手がいるチームとも対戦する。「学生時代の同期と一緒の舞台でプレーできるのはうれしい。成長している部分を、互いに見せられればいい」。チームが交流戦を浮上の契機にするために、茂木の活躍が欠かせない。(佐々木智也)


2016年05月31日火曜日


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