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<議員視察日当>東北4県議会は認めず

 地方議員が政務活動費(政活費)を使って国内外を視察する際の日当を巡り、東北6県議会のうち青森など4県議会は交通費や宿泊費の実費精算を原則とし、日当を支出していないことが30日、分かった。福島県議会は昼食代などに充てる日当の支出を認め、宮城県議会は定額の「旅行雑費」を条件付きで出している。
 日当を出さないのは青森、岩手、秋田、山形の4県議会。山形県は政活費の手引きに「日当は支出できない」と明記している。日当は一般的に現地での交通費や昼食代などを弁償する意味合いがあるが、担当者は「単なる昼食代に政活費は充てられない」と話す。
 岩手県は「会議と一体の懇親会なら支出できるが、領収書の提出が必須」と強調。秋田県も「誰と同席したかも不明な食事には出せない」と説明する。
 現地交通費についても、青森県は「政活費から支出するなら何の目的で、どこからどこまで移動したかを個別に計上してもらう必要がある。使う、使わないにかかわらず、支出することはあり得ない」という。
 一方、福島県は会派の視察は「会派が旅行を命じるため公務出張と同様の性格がある」との理由で、交通費などに加えて3300円の日当支出を認める。担当者は「国の基準に倣って県や議会の旅費の算出方法を決めており、福島独自のものではない」と話す。
 宮城県は実費精算を原則としつつ、職員の旅費規定を準用した視察費用の算出を可能としている。その場合、県外視察で目的地が最寄り駅から2キロ以上離れていると、1300円の旅行雑費が支出される。
 日当支出は東北の県庁所在市と中核市の計8市議会でも仙台、秋田、福島、郡山、いわきの5市議会が認め、他の3市議会は認めないなど判断が分かれている。
 県議1人当たりの政活費月額は宮城35万円、青森、岩手、山形各31万円、福島30万円、秋田28万円。県議や市町村議を問わず、使い残しがあれば返還する。


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2016年05月31日火曜日


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