山形のニュース

過疎や高齢化…古民家レストランで活気を

「自慢の味を通して曲川地区の魅力を訴えたい」と張り切る、おかげ様会のメンバーたち

 山形県鮭川村の50〜70代の女性たちが、6月から毎月最初の週末に古民家レストランを開く。村北西部の曲川地区にある築100年以上の古民家を「ほっこり処 みなもと家」と名付け、ほぼ村内産の食材だけを使った料理を提供する。メンバーたちは「のんびりとくつろいでもらえる空間として、大勢の人に来てもらい、過疎と高齢化が続く地域を活気づけたい」と張り切っている。
 運営するのは、子育てを終えた女性たち8人による「おかげ様会」。今年の黄金週間に村特産の山菜やキノコなどの料理を提供したところ好評だったため、週末に月1回、11月まで営業することを決めた。最初の営業は6月4、5の両日となる。
 店で出す食材は、キノコや山菜、野菜に加え、季節ごとにカジカやアユ、サケを盛り込み、コメや豚肉も含め、ほとんどが村内産。季節の郷土料理などが付いたカレーセット(1000円)と炊き込みご飯セット(600円)を出す。
 古民家から車で5分ほど行くと、地区の自慢で、「トトロの木」と呼ばれる大きなスギがある。おかげ様会のメンバーたちは、週末に訪れる家族連れの観光客に立ち寄ってもらおうと考えている。
 村によると、曲川地区は冬場に2メートルほどの雪が積もり、過疎と高齢化が村内でも顕著に進む。人口は500余りで、30年前と比べて半減。2010年3月まで地区にあった保育所や小学校もなくなり、高齢化率も村全体の33%を上回る。
 おかげ様会会長の野尻良子さん(66)は「年は取っても、まだまだ体は十分動く。古里や周囲の人への感謝を料理に託し、地域ににぎわいが出るよう頑張りたい」と話す。
 営業は午前11時〜午後3時(日曜は午後2時まで)。平日は予約制で、郷土料理(1200円から)を提供する。連絡先は早坂さん090(2274)2700。


関連ページ: 山形 社会

2016年06月01日水曜日


先頭に戻る