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水産復興大きな一歩 南三陸の卸売市場完成

初競りが行われた新魚市場

 東日本大震災で被災した南三陸町地方卸売市場が志津川漁港に完成し、1日、現地で落成式が行われた。国際的な食品衛生管理方式HACCP(ハサップ)に対応した高度衛生管理型施設に生まれ変わり、水産関係者は水産業復興への貢献に期待を寄せた。
 式には約200人が出席。佐藤仁町長は「南三陸の食のブランド化を進め品質向上を図る」とあいさつ。テープカット後の初競りで、買い受け人がアカガレイなどを競り落とすと、場内が活気づいた。
 旧市場跡に建設した市場は鉄筋コンクート2階、延べ床面積は6435平方メートル。卸売場を隔離することで衛生管理を徹底する。水温を自動調整する水槽や塩分を含んだシャーベット状のスラリーアイスを作る製氷機を導入するなど鮮度保持に配慮し、作業効率を上げるサケ選別機も導入した。
 総工費は23億8200万円で、震災復興交付金や国と県の水産基盤整備事業費で賄う。
 市場の昨年度の取扱量は約7400トン、金額は約16億4000万円で震災前の水準に戻っている。


2016年06月02日木曜日


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