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<栄冠に挑む>県高校総体注目校紹介(上)

練習の紅白戦で攻め込む宮本(中央左)
2連覇を目指して練習に励む東陵の庄司主将(手前)ら

 第65回県高校総合体育大会は主会期の4〜6日、県内各地で31競技の熱戦が展開される。全国高校総体(中国インターハイ、7月28日〜8月20日)への出場を目指し、懸命に練習を積んできた話題の4チームを紹介する。

◎2強打破初V期す/仙台育英(サッカー女子)

 常盤木学園、聖和学園の2強時代が続いた、県内の高校女子サッカー界の勢力図が変わるか。今年、仙台育英が第2シードに割って入り、初優勝を目指す。
 昨秋の県新人大会準決勝で聖和学園を2−0で破った。2月の東北新人大会は決勝に進出し、常盤木学園に敗れたが、前後半は0−0(延長0−2)と接戦を演じ、手応えをつかんだ。
 体力重視で鍛え、走りや当たりで負けないのが今季のチームの特徴だ。MF増淵彩乃主将(3年)は「東北新人で常盤木学園と対戦し、通用する部分があった。今年はインターハイに行きたい」と燃える。
 2009年に創部し、部員は30人。仙台育英男子サッカー部のコーチを務めた林田茂監督(34)が13年に就任し、「上の世代に行っても通用する選手育成」を掲げて力を伸ばす。
 今年の3年生は小・中学時代、県内のクラブチームで活躍した選手が多く、期待の世代だ。
 塩釜FC、FCみやぎでプレーしたエースのFW宮本菜々夏(3年)は「宮城は常盤木学園、聖和学園がいる激戦区だが、ここで勝って全国に行けば自信になる」ときっぱり。新たな歴史を切り開く覚悟だ。

◎連覇へ攻撃力強化/東陵(テニス男子)

 団体2連覇を狙う鎌田淳監督は「攻撃的なテニスで相手にプレッシャーをかける」と意気込む。
 昨年の優勝メンバーの庄司紫音主将と大久一真(共に3年)がチームを引っ張る。第1シングルスの庄司はショットの強さと速さで相手を揺さぶる。第2シングルスの大久は左利き。苦手だったフォアの威力を上げたほか、サーブをコースに打ち分ける。
 チームは昨秋から体幹強化に力を入れ、プロのトレーナーにつくってもらったメニューを、毎日約30分こなした。大久は「ラリーで左右に振られても軸がぶれず、強い球を打てるようになった」と手応えを感じている。
 全国の強豪校を相手に経験を積んできたのも強みだ。月1回は関東などに遠征。3月には全国選抜大会に出場し、1回戦で強敵・富山第一を下して自信を付けた。
 ライバルは東北学院。東陵とは対照的に、粘り強い守備を持ち味にする。東陵にとっては、自慢の攻撃力で堅守を崩せるかがポイントになりそうだ。庄司主将は「厳しい戦いになるだろうが、どんなときも下を向かず攻め続けたい」と力を込める。


2016年06月03日金曜日


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