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<栄冠に挑む>県高校総体注目校紹介(下)

大きな掛け声を出しながら、形を確認する古川黎明の鎌田主将(左)ら
初優勝に向け、基本動作を確認する仙台一の三好主将(右手前)ら3年生選手

◎実戦意識し技磨く/古川黎明(なぎなた)

 昨年6月に剣道部なぎなた班から部に昇格し、県新人大会の団体で初優勝した。個人を含む試合、演技の各種目でインターハイ出場を目指し、鎌田友里主将(3年)は「強い気持ちで試合に臨み、自分に勝って相手にも勝ちたい」と誓う。
 部員10人のうち9人が初心者からのスタート。鎌田主将は入学前からの唯一の競技経験者で、171センチの身長と長い手脚を生かして遠い間合いから技を繰り出す。2年生7人も力を付けており、高橋琴美は「1年練習して、打つ速さが増した」と胸を張る。
 平日の練習時間は約1時間半と短いが、部に昇格したことで練習環境が良くなった。なぎなたや防具の数が増えたほか、近くの小学校の体育館を借りられるなど場所も確保しやすくなった。鎌田主将は「以前は他の部に体育館の場所を貸してもらうことも多かった。協力してもらって、今がある」と周囲に感謝する。
 県総体に向けて実戦を意識した練習を増やしてきたが、合宿や練習試合の機会は少なく、経験不足が課題の一つという。岩館裕章顧問は「挑戦者として、自分たちの力を最大限に発揮してほしい」と、選手たちの奮起に期待を寄せる。

◎初の団体優勝狙う/仙台一(フェンシング女子)

 共学化後、部に女子が加わって6年目で初の団体優勝を狙う。昨秋の県新人大会は強豪の気仙沼を破り初優勝。3月の全国選抜大会では16強まで進んだ。三好由起主将(3年)は「挑戦者の気持ちを忘れず、優勝して次こそ全国ベスト8を目指す」と意気込む。
 両チーム3人ずつ総当たりの団体戦は、高校から競技を始めた4人の3年生が主力。男子と同じ練習をこなし、OBから指導を受けて力を付けた。左利きで勝負強い1番手の三好主将、続く半沢穂乃香がスピードを武器に勝ちを重ね、3番手につなぐ。浅野目隆浩顧問は「高い身体能力を生かした攻撃がチームの持ち味」と話す。
 チームは明るく、試合中のベンチは笑顔や声援が絶えない。三好主将は「メンタル面が大切な競技。技術的に足りない部分はベンチワークで補う」と強調する。
 全国大会を経験し、向上心がより強くなった。半沢は「(強豪校は)剣や足の動きに無駄がなく、洗練されていた」と基本の大切さを実感。逆転されると焦りが出るという試合運びの課題も見えた。三好主将は「県総体ではリードされても慌てず、一つ一つの試合に集中したい」と気を引き締める。


2016年06月04日土曜日


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