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<リオ五輪>カヌー佐々木兄弟 ペア最後の挑戦

男子カナディアンペアで優勝した佐々木翼(手前)、佐々木将汰組=4月24日、富山市井田川カヌー競技場

 4月に富山市であったカヌーのアジア選手権で、佐々木将汰、佐々木翼組(秋田・万六建設)が男子カナディアンペアを制し、リオデジャネイロ五輪出場権を得た。23歳の将汰と21歳の翼の兄弟ペア。東京五輪では実施されない種目になるため「リオが最後。ラストチャンスをつかめたので、夢の舞台でしっかりと戦いたい」。兄の将汰は力強く宣言した。
 カヌーの2人乗りはタイミングが重視され、呼吸が合わないとうまく進まない。「兄弟だからこそ言わなくても通じ合えることが多い」と弟の翼。将汰は「相手に気を使わなくていいので、タイミングが合わせやすい」とペアの持ち味を説明する。
 将汰が小学5年の時、夏のキャンプでカヌー体験をしたのが競技人生の始まり。すぐに翼も兄の背中を追った。母真理さん(48)によると、家では2人とも仲が良いというが、練習中は「けんかばかり」(将汰)。妥協をせずに競技に向き合った姿勢が報われた。
 2人の役割は、前に乗る翼がコース取りを決め、後ろの将汰がカヌーをコントロールする。「僕が迷ったら兄さんも迷ったような動きをしてしまう。思い切りが大事」と翼は語る。
 リオでの戦いを終えると、2人とも1人乗りで東京五輪を目指す予定だ。
 将汰は「(五輪に)出ると出ないでは大違い。ただ経験するだけでなくしっかり結果を出す。何も恐れることなく、このままの勢いでリオへ行きたい」。佐々木兄弟の最初で最後の挑戦が始まる。(剣持雄治)

[ささき・しょうた]万六建設。秋田・西仙北高出。165センチ、66キロ。93年1月10日、大仙市生まれ。23歳。
[ささき・つばさ]万六建設。秋田・西仙北高出。170センチ、60キロ。95年3月23日、大仙市生まれ。21歳。


2016年06月05日日曜日


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