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<秋田内陸線>夢列車 支援拡大へ諦めず走る

3月に公募メンバーらで車両デザインを検討した「夢列車座談会」(夢列車プロジェクト実行委提供)

 経営難の第三セクター、秋田内陸縦貫鉄道(秋田県北秋田市)を支援するため、同社に新車両1両を贈る「秋田内陸線夢列車プロジェクト」の1年間の募金額が791万円にとどまった。2年間で1億5000万円の目標には遠いが、開始から2年目に入り、沿線住民らでつくるプロジェクト実行委員会は「地域を回りきれていない。まだできることはある」と諦めていない。
 実行委事務局によると、昨年6月に始めた募金の合計額は1日現在で613口、791万4916円。大穂耕一郎事務局長は「地域の活動としては決して少なくない額だ」と強調する。
 支援の輪は広がりつつある。秋田県信用組合(秋田市)は預金額の0.05%を寄付する定期預金を今年1月に始めた。4月には沿線の仙北市上桧木内地区から計100万円が寄せられた。大穂さんは「手探りの1年だったが、活動が地域に認知されてきた」と喜ぶ。
 ただ、目標額と大きな差があるのも事実。2年間で達成できなかった場合、募金を「現車両の改造費に充てる」(大穂さん)考えも浮上している。
 内陸線は鷹巣(北秋田市)−角館駅(仙北市)間の94.2キロを結ぶ。沿線人口の減少により乗客数が低迷。老朽化した車両の更新が課題になっている。
 協力を呼び掛けようと実行委は12日、北秋田市でプロジェクトの「折り返しイベント」を開く。実行委員長を務める仙北市出身の作家西木正明さんが秋田の観光をテーマに講演する。入場無料。連絡先は実行委事務局080(8216)5759。


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2016年06月06日月曜日


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