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<議長政活費疑惑>人件費返還済み 住民請求棄却

 宮城県議会議長の安部孝自民党県議(60)=宮城選挙区=による政務活動費(政活費)の不正支出を巡る住民監査請求で、県監査委員は6日、2009年4月〜15年11月の人件費484万円は既に返還されているなどとして仙台市民オンブズマンの請求を棄却した。
 監査結果では、09年度分は支出を証明する書類が残っておらず違法性を確認できなかったと説明。10〜15年度分の373万円は、安部氏が5月に全額を県に返したため「請求人の主張には理由がない」とした。
 オンブズマンは4月の監査請求で、県議会の手引きで政活費を充ててはいけないと定めた後援会活動の会合開催経費や実態不明の勤務などに、人件費名目で支出した疑いを指摘した。
 監査委員は「県民から疑念を抱かれ監査請求されたことは遺憾」と付言。議会、会派、各議員に政活費の使途範囲の明確化、支出に関する審査や指導の強化、説明責任を果たす上で必要な措置を講じるよう求めた。
 安部氏は「議会改革推進会議を通じて制度や運用の改革に取り組む」とコメント。オンブズマンは「返還は違法支出を認めたものと理解する。棄却は制度上やむを得ないが、政治上の責任は追及されるべきだ」との談話を出した。


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2016年06月07日火曜日


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