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<甲状腺検査>当時5歳児「確定」か「疑い」

 東京電力福島第1原発事故の放射能の影響を調べている福島県の県民健康調査検討委員会が6日、福島市であり、事故当時18歳以下だった子どもの甲状腺検査で、新たに15人ががん確定と診断されたことを明らかにした。事故当時5歳の男児1人に、初めて「がん確定」か「疑いがある」と診断された。
 検討委は放射能の影響によるがん発症は考えにくいとする理由の一つに、影響を受けやすい5歳以下からがんが発見されていないことを挙げていた。星北斗座長は「被ばく線量との因果関係を明らかにしなければならないが、1例が出たからといって評価を変えることはない」と話した。
 甲状腺検査は、2011年10月から実施した1巡目の先行検査と、原発事故の影響を調べるため14年4月に始めた2巡目の本格検査が実施されている。同日の検討委の報告書などによると、調査対象(今年3月末時点)約38万1000人のうち、がん確定と診断されたのは2月発表時から1巡目で1人、2巡目で14人増え、計131人となった。


2016年06月07日火曜日


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