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<宮城県議長辞任>政活費不正疑惑で引責

安部 孝議長

 宮城県議会議長の安部孝自民党県議(60)=宮城選挙区=による政務活動費(政活費)の不正支出問題で、議長職の辞意を固めていた安部氏は8日、正式に辞任を表明し、議長辞職願を長谷川洋一副議長に提出した。15日開会する県議会6月定例会で許可される見通し。安部氏は就任から約半年で退任に追い込まれた。
 安部氏は県議会棟であった所属会派「自民党・県民会議」の総会に出席。「心からおわびする。議会の円滑な運営などを総合的に判断し、議長職の辞任を決めた」と述べ、一連の問題の責任を取る考えを示した。
 安部氏の政活費を巡っては、仙台市民オンブズマンが3回にわたって監査請求した。1回目の請求では2009年4月〜15年3月に仙台事務所分として支出した545万円分の不正を指摘。県監査委員は4月上旬、光熱費の一部など約42万円を不当利得と認定した。
 オンブズマンは3月下旬、後援会主催の会合費を自己負担したように見せ掛けて約12万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで仙台地検に告発。地検は4月21日に告発を受理した。
 安部氏は宮城県松島町出身。松島町議3期を経て1999年県議に初当選し、連続5期。昨年11月、議長に就任した。今年2月に政活費の不正支出問題が明らかになり、県議会の与野党会派から辞任を求める声が強まっていた。
 村井嘉浩知事は取材に対し「県民に疑念を抱かせたことは事実。次の議長には、強いリーダーシップで政活費の厳格化と透明化を図ってほしい」と述べた。


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2016年06月09日木曜日


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