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<宮城県議長辞任>安部氏「違法な点はない」

記者会見し、辞任の経緯を説明する安部氏=8日午前11時55分ごろ、仙台市青葉区の宮城県議会

 「違法な点はない」「見解の違いや誤解だ」−。政務活動費(政活費)の不正支出問題で、正式に辞任を表明した宮城県議会議長の安部孝氏(60)は8日の記者会見で、自らの正当性を繰り返した。「政治とカネ」の問題を巡る議会トップの辞任劇に、市民からは批判の声が上がった。
 安部氏は8日、所属会派「自民党・県民会議」の総会で辞任を表明した後、議長室前で報道関係者の取材に応じ、辞任理由を書いた紙を読み上げた。「オンブズマンから指摘を受けた政活費の支出について違法な点はない」と強調し、反省の言葉はなかった。
 政活費の監査請求で一部を「不当利得」と認定され、仙台地検に詐欺の疑いで告発されている安部氏。「議員活動は混然一体となっている。見解の違いや誤解で、一方的に疑わしいと主張されることに違和感がある」と持論を展開した。
 今後については「私の経験を生かし、(使途を定めた)手引きの見直しと改革に努めたい」と話し、議員辞職の考えはないことを明らかにした。
 不正支出問題を受けた議長の辞任に、市民の怒りは沸点に達した。
 仙台市泉区の自営業佐藤誠さん(75)は「政活費を廃止すべきだ。市民への公開を徹底するなど抜本的な改革が必要」と指摘。青葉区の主婦森田翔子さん(48)は「チェックできない議会も問題で、他の議員も疑わしい。次はクリーンな議長に就いてほしいが、期待はしていない」と嘆いた。


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2016年06月09日木曜日


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