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<東経連50年>復興へ新ビジョン策定着手

東経連会長に就任し記者会見する海輪氏(右)と、名誉会長に就いた高橋氏

 東北経済連合会は8日、仙台市内で定時総会と理事会を開き、新会長に海輪誠副会長(66)=東北電力会長=が就任する役員人事を正式決定した。高橋宏明会長(75)=東北電相談役=は名誉会長に就いた。トップ交代は6年ぶり。任期は2年。
 記者会見した海輪氏は、2007年策定の地域戦略「2030年に向けた東北ビジョン」に続く新ビジョンの策定に着手する方針を表明。「震災後の情勢変化を踏まえ、羅針盤を描き直すことが必要だ」と述べた。有識者らによる策定委員会を近く立ち上げ、本年度中の発表を目指す。
 超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」誘致など重要課題に継続して取り組む考えを示した上で人口減少、少子高齢化への危機感を強調。「放っておけば東北は活力を失う。首都圏への対抗軸として東北全体が共有できるビジョンを示したい」と述べた。
 同席した高橋氏は、就任10カ月後に発生した震災からの復興など6年間の活動を振り返り「7県を歩いて関係者に協力を呼び掛けてきた。海輪会長の下で実を結ぶことを期待している」と話した。
 総会では、復興と「新しい東北」創生に向けた取り組み、ILC東北誘致を核とした加速器関連プロジェクトの実現、外国人訪日客の拡大による観光振興などを柱とする16年度事業計画案を承認。東経連ビジネスセンターを中心とした地域産業の競争力強化も図る。


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2016年06月09日木曜日


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