岩手のニュース

ゴルファーの心つかんだ被災地の手編みグッズ

被災地の女性たちが編んだゴルフグッズを手にする松ノ木さん

 東日本大震災で被災した岩手県沿岸部の女性たちが編むニット製ゴルフグッズが、ゴルファーの愛用品として全国に広がりを見せている。ゴルフ関連事業を手掛ける東京の企業がクラブカバーやボールケースを通信販売で扱い、今年4月までに計約400万円を売り上げた。被災地から発信した手作りグッズが、ゴルフファンの心をつかんでいる。
 編んでいるのは陸前高田、釜石両市と山田町で暮らす60代の女性6人。ボランティア団体「ハートニット」(盛岡市)から毛糸と編み方の手順を示した図面を受け取って作る。
 価格はクラブカバーが3500〜6500円、ボールケースが2600円、ペットボトルホルダーが700円(いずれも税別)など。売上金の全額が女性たちに届く。
 ハートニットの活動に共感した「ゴルフダイジェスト社」(東京)が製作を依頼。同社が年4回刊行するゴルフ情報誌「チョイス」に2012年10月から紹介ページを設け、オンラインストアで販売している。
 製品は20種類。購入者からは「柄が独特で誰ともかぶらない」「ポケットに入るサイズに折り畳めて便利」と人気を集める。
 チョイス編集長の高橋純子さん(46)は「ニット製のグッズは珍しく、コレクターがいるほど。被災地支援と銘打っているが、デザインに引かれて購入する人も多い」と説明する。
 ハートニットスタッフの松ノ木和子さん(64)は「避難生活の退屈しのぎにと始めてもらった編み物が、多くの方に評価されるまでに上達し、彼女たちのライフワークになった。今後もさまざまな企業と連携して販売先を増やしたい」と意気込みを語る。
 連絡先はゴルフダイジェスト社オンラインストア03(3432)4101。


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2016年06月09日木曜日


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