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<全町避難>浪江町 一時宿泊所を設置

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県浪江町は、一時帰宅する町民ら向けに町内の既存ホテルを借り上げて「一時宿泊所」とする方針を決めた。施設開設の条例案を8日の町議会6月定例会に提出した。
 町は帰還準備のための特例宿泊開始を見据えながら、今秋には一時宿泊所を開設できるよう準備を進める。馬場有町長は「(帰還前に)町内に滞在できれば、自宅の片付けがはかどる。町民の交流の場にもなる」と期待した。
 借り上げるのは町中心部の「ホテルなみえ」(32室)で、1泊素泊まり上限2000円、1回につき最長4泊5日滞在できるようにする。当面の利用対象は町民や元町民。指定管理者を公募し、1、2人のスタッフを常駐させる予定。
 一時帰宅を巡っては遠方に避難する住民から「(長く滞在できず)片付けが進まない」「まだ自宅に泊まれない」との声が出ていた。


2016年06月09日木曜日


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