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<栗駒山>来年度までハザードマップ

 岩手、宮城、秋田3県にまたがる栗駒山(1626メートル)の火山対策で、有識者らでつくる栗駒山火山防災協議会は8日、盛岡市で作業部会を開き、未作成のハザードマップを来年度までに策定することを決めた。本年度は、過去に水蒸気噴火が発生した火口周辺での噴火を想定したマップを作る。来年度はマグマ噴火などを加え、最大規模の被害想定を基に作成する。
 水蒸気噴火のハザードマップは、岩手県側の昭和湖周辺と秋田県側の小仁郷沢火口で水蒸気噴火が起きた場合を想定。火山灰や噴石が飛ぶ範囲や火砕流が発生する可能性を検討する。
 1944年の噴火で、昭和湖火口付近から強酸性の地下水が噴き出し、河川や農地に影響があったことも考慮する。
 来年度作成のマグマ噴火のマップは、本年度実施する現地調査を通じ、過去の噴火の規模や被害状況を分析し、反映させる。
 国が常時観測の対象とする東北10火山のうち、ハザードマップが無いのは栗駒山だけとなっている。作業部会長の斎藤徳美岩手大名誉教授は「時間がない中での作業になる。直近の現象を基に進めたい」と話した。


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2016年06月09日木曜日


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