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<あまころ牡蠣>一口の幸せ 出荷本格化

出荷が本格化した一口サイズのあまころ牡蠣

 宮城県水産技術総合センター気仙沼水産試験場(宮城県気仙沼市)が南三陸町志津川湾で試験養殖していた未産卵のカキ「あまころ牡蠣(かき)」の量産化に成功し、出荷が本格化している。女性客を意識し、一口サイズで甘みが強いのが特徴。17日から首都圏のオイスターバーで提供される。
 9日早朝、志津川地区あまころ牡蠣生産組合の8人が志津川湾で養殖かごを次々と取り上げ、8センチほどに育った約3600個を水揚げした。大きさを一つ一つ測って選別、洗浄して出荷に備えた。
 試験養殖は農水省の委託事業として2013年に開始。志津川湾で種の採取から生産まで一貫して行い、稚貝を養殖かごで10カ月間育てる。海中で転がりながら成長するため殻の底が深くなり、食べる時につかみやすいのが長所だ。
 今期は志津川、戸倉両地区で昨年比10倍の2万〜3万個を生産する予定。首都圏を中心に33店舗を展開するゼネラル・オイスター(東京)が店頭価格1個580円(税別)で提供する。
 生産組合の佐々木昇記組合長(57)は「復興ボランティアからたくさんの支援を得て立ち上がれた。おいしいものを作ってお返ししたい」と話す。


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2016年06月10日金曜日


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