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<常磐線>小高−原ノ町 5年ぶり鉄路に響き

小高駅に到着した車両を点検するJR関係者

 JR東日本は9日、福島県南相馬市の常磐線小高−原ノ町間(9.4キロ)で電車の試運転を行った。同区間は東京電力福島第1原発事故などの影響で、5年以上にわたって不通となっていた。一帯の避難指示が解除される7月12日に営業運転を再開する。
 試運転は3往復。信号設備、踏切の作動状況を確認しながら、通常10分程度の区間を最大約1時間かけて走行した。JRは10日も試運転を続け、11日から運転士、乗務員の習熟を目的とした訓練運転に入る。
 小高駅周辺には、電車の到着を見守る住民の姿もあった。近くの災害公営住宅に住む松本アヤ子さん(72)は「鉄路が復旧すれば地域への帰還が進む」と期待を寄せた。
 常磐線は相馬−浜吉田(宮城県亘理町)間も年内に再開する予定。帰還困難区域を含む全線開通について、政府は2019年度中を目指している。


2016年06月10日金曜日


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