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<ベガルタ>三田かっ!主役弾

柏―仙台 前半32分、仙台・三田(左から2人目)が左からのクロスに合わせ先制ゴールを決める(山本武志撮影)

 決死の覚悟だった。前半32分、仙台の先制点を決めた三田。ゴール直前、柏の屈強な外国人選手と激しくぶつかり、脳振とうを起こしていた。前半終了後に負傷交代するまで、視界はぼやけていた。満身創痍(そうい)の主役は「いいボールが来たので、押し込んだだけ」と照れながら謙虚に語った。
 カウンターが起点となった。ペナルティーエリア左側でパスを受けた梁勇基は「切り返して相手DFをかわした時に、何となくパスコースが見えた」。ふわりと上げた球は、ゴール前へ走り込む奥埜の頭を越えて三田へ。守備の裏で、左足をちょこんと合わせネットを揺らした。
 「いかにして、相手のゴール前に入るか。その練習の成果が出た」。渡辺監督と梁勇基は口をそろえる。ボール回しが得意の柏に前線で圧力をかけ続け、前半はシュートゼロに抑えた。守備の要、渡部は「前線のプレスが効いていた。柏のスタイルに合わせることなく、恐れずに最後まで守れた」と、チーム全体の運動量を誇った。
 渡辺監督は「(ナビスコ杯の予選敗退から)立ち直れたことが大きい」と声を大にする。リーグ戦は2年ぶりの3連勝。目標のトップ5が、射程圏内に入ってきた。(狭間優作)


2016年06月12日日曜日


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