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児童水泳教室継続を NPOが資金募る

水泳教室を楽しむ陸前高田市の子どもたち=今年3月(総合型りくぜんたかた提供)

 東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市で市民に運動機会を提供するNPO法人「総合型りくぜんたかた」が、小学生向け水泳教室を続けるための資金を募っている。同市の屋内プールは震災で全壊。大船渡市で開催しているが、送迎バス費用などが不足しており、広く協力を呼び掛けている。
 震災前、陸前高田市主催の水泳教室は抽選になるほどの人気だった。総合型りくぜんたかたは2013年夏、大船渡市の施設の協力で教室を復活させた。
 夏、冬、春休みに各4回開催。受け付けのたびに保護者が時間前から並び、1時間で定員30人に達する。
 バスで送迎するなど保護者の負担を減らすが、運営資金が不足する見通しとなり、インターネットで資金を募るクラウドファンディングで支援を求めている。今夏開催のため、目標は30万円。27日午後11時までに目標額に達しないと不成立で、資金を獲得できない。
 陸前高田市の運動施設の多くは震災で被災。市は高台に建設する総合交流センターに屋内プールを整備するが、利用開始は2018年2月ごろを見込む。学校の校庭には仮設住宅が建ち並び、震災前の運動環境には戻っていない。
 サブマネージャーの戸羽理智さん(56)は「まだまだやりたいことを我慢する子どもはいる。思い切り泳ぎ、少しでも(我慢を)取り除いてあげたい。今後も資金確保は課題だが、陸前高田にプールができるまで何とか続けたい」と話す。連絡先は同法人0192(47)4720。


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2016年06月12日日曜日


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