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「兄弟船」真冬まで海へ イカ釣り船団出航式

5色のテープで見送られて出航したイカ釣り船

 漁労長の大半を山形県酒田市飛島出身者が占めるイカ釣り船団の出航式が11日、同市の酒田港袖岡埠頭(ふとう)であり、11隻の漁船が船員の家族らに見送られて大海原に旅立った。
 船団は山形、石川両県と北海道の中型漁船13隻で構成する。出航後に南下し、残り2隻と合流して能登沖からスルメイカを追って北上。来年2月まで、船内で冷凍したイカを酒田や八戸、函館などの漁港に水揚げする。
 出航式で、船団長を務める鶴岡市の佐藤長悦郎さん(66)が「イカは大衆魚として、戦後の人々の貴重なタンパク源となってきた。大量に積んで酒田港に帰りたい」とあいさつした。
 船員は式典後、船の前で家族らと酒を酌み交わしてから乗船。地元太鼓団体の演奏が鳴り響く中、1隻ずつ出航した。
 酒田港の昨年度のイカ水揚げ量は2175トンで、同港の水揚げ全体の77%を占める。出航式は市などが水揚げ増加などを願って2006年に始めた。今年は9月に山形県で開かれる「全国豊かな海づくり大会」のプレ行事として、例年より規模を拡大して行われた。


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2016年06月12日日曜日


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