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<宮城指定廃>環境相「責任分かち合う」

ビニールハウス内の指定廃棄物を視察する丸川環境相(右から2人目)=12日、登米市(代表撮影)

 東京電力福島第1原発事故で発生した宮城県内の指定廃棄物の処分問題で、丸川珠代環境相は12日、登米市の石越浄化センターを訪れ、一時保管されたままの指定廃棄物を視察した。国による早期処理を求める首長からの要望に対し、「責任を分かち合う思いで臨みたい」と述べた。
 丸川氏は村井嘉浩知事、布施孝尚市長らとビニールハウスに保管された汚染稲わら(計409トン)を視察。布施市長は「近くに川があり、昨年の集中豪雨では決壊寸前だった。一刻も早い対応を」と訴えた。
 終了後、丸川氏は取材に対し「廃棄物の劣化が進み、手入れなしには管理が続けられなくなると分かった。住民に不安を与えている状況を踏まえ、早期処理に取り組む」と強調した。
 国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)を下回った廃棄物を市町村に処理させる方針を巡り、首長から国の責任を問う声が出ていることには「財政的、技術的な部分で国も一緒にやっていく」と理解を求めた。
 棚上げが続く指定廃棄物の最終処分場建設にも触れ、「県内1カ所に集約、きちんとした施設で管理、処分するのが望ましい」と従来の方針を繰り返した。
 丸川氏が県内の稲わらなどの農林業系廃棄物を視察するのは初めて。「来るのが遅い」(佐藤勇栗原市長)との批判も出た。丸川氏は「今後は顔の見える関係で進めたい」と話した。村井知事は「大臣が現場を見て地元の声を聞いた意義は大きい」と評価した。


2016年06月14日火曜日


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