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<内陸地震8年>栗駒観光誘客 光も

岩手・宮城内陸地震で大きな被害を受けた栗駒山麓。写真中央を流れる裏沢を土石流が下って駒の湯温泉を襲った

 17人が死亡、6人が行方不明になった岩手・宮城内陸地震から14日で8年になった。大規模地滑りなどが相次いだ宮城県栗原市の栗駒山麓では昨年秋、土石流で流失した栗駒耕英地区の旅館「駒の湯温泉」が日帰り温浴施設として再建されるなど、観光復興への足掛かりが整ってきた。山麓には少しずつ、にぎわいが戻りつつある。
 内陸地震は2008年6月14日午前8時43分、岩手県内陸南部を震源に発生。マグニチュード(M)7.2。宮城県栗原市、岩手県奥州市の両市で最大震度6強を観測した。死者は宮城県14人、岩手県2人、福島県1人。宮城県で4人、秋田県で2人が行方不明のままだ。
 栗駒耕英地区でイワナ養殖とイワナ料理の食堂を経営する数又貞男さん(64)は養殖施設が全壊し、東京電力福島第1原発事故では風評被害で売り上げが激減した。「もう駄目だと何度思ったことか。最近は新顔のお客さんも増えてきた。励みになる」と話す。
 栗原市では14日、栗駒耕英地区の住民が慰霊碑前で犠牲者の冥福を祈る。市は地震発生時刻に合わせて防災行政無線でサイレンを鳴らし、黙とうを呼び掛ける。


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2016年06月14日火曜日


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