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<楽天>交流戦の魅力低下?観客数伸び悩む

 東北楽天が本拠地・コボスタ宮城(仙台市)で5月31日〜6月12日、実施したセ・パ交流戦の観客数が伸び悩んだ。球界屈指の人気を誇る阪神戦との開幕3連戦でさえ1試合当たりの観客数は、リーグ戦平均を下回ったほど。球団は開始12年目を迎える交流戦自体の魅力が低下している側面もあるとみる。
 交流戦の1試合当たり観客数は、阪神戦(5月31日〜6月2日)が2万1194人、ヤクルト戦(8、9日)が2万1379人、広島戦(10日〜12日)が2万4832人。週末開催の広島戦が土日は2万5000人を超えて盛り返したが、平日開催の阪神、ヤクルト戦は苦戦。今季のリーグ戦平均2万4332人に及ばなかった。
 5月27日の日本ハム戦で過去最多2万6786人(満員は3万508人)を記録した余勢を駆って突入したはずが、ちょっと意外な結果となった。特に阪神戦は平日開催に加え、対戦相手や時期によって設定される5段階のチケット価格のうち、最も高い「プラチナ」だったことも客足に響いたと見られる。
 今回の集客の苦戦について、球団創設当初から在籍する佐々木亮人広報部長は「価格設定の問題も一つにはある」とした上で、「交流戦開始当初はファンにとって新鮮味があったが、今は同じパ・リーグのソフトバンクなどの対戦の方が魅力的なのかもしれない」と話す。
 背景には(1)過去11年でパ・リーグが10度も年間勝ち越しをしている(2)昨季打率3割30本塁打30盗塁を記録した柳田悠岐(ソフトバンク)、史上最速163キロを投げる大谷翔平(日本ハム、岩手・花巻東高出)らパ・リーグに球界を代表する選手が比較的多い−などの理由が考えられる。
 ただ、期間中に関西風たこ焼き(阪神)、カープうどん(広島)など相手チームの地元名物が球場正面広場に出店するなど、交流戦ならではの企画が好評だった。佐々木部長は「ファン層を増やすことにもつながるし、意義は大きい」と試合以外の付加価値も認めつつ、「開催時期や試合数など交流戦のあり方を含め、球界全体で検証すべき時期にある」と指摘する。


2016年06月14日火曜日


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