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<主砲の一ゲキ 山崎武司>鍵握る中堅選手/聖沢、枡田がけん引役に

11日の広島2回戦、8回東北楽天2死一、三塁、聖沢が勝ち越しの右前適時打を放つ。投手ヘーゲンズ、捕手会沢=コボスタ宮城

 東北楽天は交流戦4カードを終え、3カード連続で勝ち越した。7勝5敗とリーグ戦に比べて分のいい戦いを続けている。14日から巨人、DeNAとの6試合。少しでも白星を重ね、現在12ある借金を一つでも多く返済したいところだ。

 開幕から定位置を確保した茂木以外にも、足立、吉持、オコエの新人たちの働きが目立つ。ただ、実力で定位置を取ったのは茂木だけ。ほかの3人はけが人の多いチーム事情で出場させてもらっていることを自覚し、結果を出すために貪欲にプレーしてほしい。
 中でもオコエは18歳の高卒新人としては本当によく頑張っている。11日の広島戦で3安打を放つなど成長した姿を見せてくれた。注文を付けるとすれば、細かいプレーも丁寧に、ということだ。同じ試合、中堅で捕球した後、走者の三塁進塁を阻もうとした送球が大きくそれた場面があった。こういうプレーの精度を上げてほしい。
 打線がなかなか得点できない状況が続いている。4番ウィーラーが調子を落とし、今江、松井稼、銀次も不調で2軍落ちした。ゴームズが帰国した上、アマダーもけがで離脱し、強力な3〜5番を組めないのが苦しい。これではどうしても畳み掛けて攻撃できる打線にはならない。残された選手たちが頑張るしかない。そろそろ新外国人野手の補強をして、浮上のきっかけをつかみたい。

 鍵を握るのは中堅選手だ。ベテランの松井稼、チームリーダーの嶋が不在の状況だからこそ、11日に決勝打を放った聖沢や、最近4番で出場することもある枡田あたりがけん引役になってほしい。聖沢にしても、オコエの陰に隠れがちで悔しさがあったと思う。一層の存在感を試合で発揮してほしい。中堅以上がチームを支えたところに、若手の台頭が重なることでチーム力が高まる。

 OBとして最も願うのは、ひた向きに勝利を目指すチームの姿だ。最近、釜田が直球主体で攻める強気の投球を取り戻したが、そういう選手がもっと出てきてほしい。連勝を伸ばさないと借金返済の流れに乗れない現状だからこそ、投手が先頭打者に四球を出したり、打者が犠打を試みて失敗したりというミスは最小限にしないといけない。交流戦残り6戦、勝って少しでも調子を上げ、いい形でリーグ戦再開を迎えたい。(元東北楽天選手)


2016年06月14日火曜日


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