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<避難解除>葛尾と川内 復興へ一歩

村が久々ににぎやかになった「かつらお復興祭」=12日、福島県葛尾村

 政府は12日、東京電力福島第1原発事故に伴い福島県葛尾村に出されていた大部分の避難指示を解除した。同県川内村の荻・貝ノ坂地区も14日午前0時で解除し、川内村の避難区域は全て解消された。
 葛尾村では12日、村商工会が「かつらお復興祭」を開催。被災家屋の解体が遅れるなど帰還が進むかどうかは見通せないが、復興へ向け一歩を踏み出した。
 松本允秀村長は「解除は新たな村づくりのスタート。復興と再生に全力で取り組む」と決意を語った。会場ではけんちん汁が振る舞われ、久々に会った村民が会話に花を咲かせた。
 福島県三春町の仮設住宅から足を運んだ松崎忠一さん(80)は「自宅の解体が手付かずでまだ帰れないが、久々に村に活気が戻ってうれしい」。お盆ごろの帰還を予定する松本日出男さん(72)は「解除まで何十年も待ったという気持ち。うれしいけれど、商店や医療環境が整わないので複雑な面もある」と話した。
 解除対象(1日現在)は葛尾村が帰還困難区域を除く418世帯1347人、川内村は19世帯51人。


2016年06月14日火曜日


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